■大阪市 障害年金 うつ病 「一旦寛解したが再発したケース」
相談者 | 男性(40代) / 無就業 / 豊中市 |
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傷病名 | うつ症 |
決定した年金種類と等級 | 障害厚生年金3級 |
その他 | #無就業 |
症状
営業職として働いていた平成18年頃、顧客の言っていることが理解でいない、思考が回らない等の症状があったようです。また母親の介護に対する疲れもあり疲弊していたとのことです。
職場近くの病院の精神科を受診しうつ病と診断され、休職。その後薬が合わずに転院。倦怠感や、フラつきの症状が有り、睡眠も安定せず、対人恐怖や緊張が有り、人との会話が苦痛であったようです。
仕事は続けていたものの通常勤務は困難な状態にあり、有給を使ったりする等して、何とかやり過ごしていたようでした。
その後も通院継続し、症状は一旦軽快。当時の主治医からは、「もう大丈夫だろう」と言われ、通院することは無くなりました。
3年後に仕事のストレスから症状再燃し通院再開。倦怠感や思考が回転しない等、以前と同じ症状の再発があり、睡眠も不安定で、過眠の傾向にあったようでした。
症状の影響もあり仕事はリストラに遭い、再就職しますが休職と復帰を繰り返されておりました。
職場の休職期間が満了し、退職する1ヶ月前に当事務所にご相談頂きました。
申請結果
障害年金受給年額:約58万円
社労士の意見・感想
初診の病院は、通院しなくなって10年以上たっていた為、カルテの残存が心配でしたが比較的大きい病院と言うことも有り残っておりました。
これが残っていない場合、一旦寛解していることから社会的治癒の考え方を使い、再発時の受診を初診日とすることも考えておりましたが通院していない期間が3年程度しか無い為、少々厳しかったかもしれません。
診断書も退職後のタイミングで依頼状を添えて主治医に作成頂き、診断書と整合性のとれた申立書の方も作成しました。通院していた期間と、通院していなかった期間が混在していた為、寛解期間や再発時の症状を詳細に記載しました。
約2か月後、年金証書が届いた旨のご連絡を頂き安心したことを覚えています。