■大阪市 障害年金 「単身で生活していたが2級が認められたケース」
相談者 | 女性(40代) / 無職 / 大阪府大阪市 |
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傷病名 | 統合失調症 |
決定した年金種類と等級 | 障害基礎年金2級 |
その他 | #一人暮らし2級 #無就業 |
症状
当初から不眠や不安、自身の欠如があったが、時間を問わずメールや電話をしてしまう、道路で悪口を言われているといった症状が出始め次第に外出が困難になったおられました。
家の中でも「コンセントから誰かに見られている気がする」という妄想や「あの子あかんわ」といったような幻聴が聞こえ、精神の不安定さが増進していました。
精神科を受診しましたが、ご自身は病識が無い為、通院を自己判断で中止した状態でした。
その後、妹様と同居しておられましたが関係が悪化、現在は甥の方が日常生活のサポートをほぼ同居の状態でされておられました。
ほとんど同居で介助されている旨や、就労は困難である部分を主治医の先生にお伝えしたうえで、診断書を作成依頼しました。
日常生活において食事や清掃、入浴、公共交通機関の利用などが困難であることがよく反映された診断書が出来上がりましたので、申立書も整合性のとれたものを作成しました。
障害等級2級は間違いないことを確信して、年金事務所の方に提出しました。
申請結果
障害年金受給年額:約78万円
統合失調症で障害年金を請求するには
濱路の意見・感想
幻聴や妄想等、統合失調症の御症状は2級相当でしたが病気の症状もあり、以前は同居されていた妹様との仲が悪化しており住民票上は一人暮らしの状態でした。
ただ実際は甥の方がほとんど毎日家に通い、食事や清掃等のサポートをしている状態でしたのでこれを審査側に訴える必要がありました。
診断書作成の際には主治医には現状を伝えることと、病歴・就労状況等申立書にも単独での日常生活の困難さを書き記す必要がありました。
基礎年金での請求でしたので、2級で決定されと安堵しています。
独居での2級決定は難しいという話がありますが、診断書と病歴・就労状況等申立書に実態をしっかりと落とし込むことができれば可能です。