■「大企業勤務であったがうつ病となり、障害年金を申請したケース」 枚方市 うつ病

 

相談者 男性(50代) / 無職(元会社員) / 枚方市
傷病名 うつ病
決定した年金種類と等級 障害厚生年金2級
その他 #無就業

症状・経過

大学卒業後に国内で非常に有名な大企業に入社。その後上司の誘いもあり他社に参画し、取締役を務めておられました。

この頃より労働時間は長くなり、会社に泊まることも多くあったようです。

平成19年頃より身体の痛みや不眠、気分の落ち込みが目立ち始めた為自宅近くの精神科クリニックを受診。有休を使って会社を休むことが増え始めておられました。

その後も休職や有給で休みがちとなり、有給は毎年付与日数を全て使い切るようになっていました。遅刻や早退もありましたが。会社がフレックスタイム制であったこともあり、だましだましで出勤していました。

会社内でも他者に攻撃的なメールを送ったり、社長から休職するよう指示を受けるなど症状は安定せず、退職を考えるようになります。社長から強い慰留がありましたが、平成31年に退職。

その後は事務職や派遣で就労しましたが継続できず、医師からも療養指示が出た為、奥様より当事務所にご相談頂きました。

 

申請結果

障害年金受給年額:約195円(障害厚生年金2級)

 

社労士の意見・感想 

現在通院先のクリニックは、障害年金の診断書を依頼する際に、クリニック固有の用紙を記入する必要がありましたが、こちらは当事務所でこれまで複数回やりとりの実績があるクリニック様でしたので、問題なく対応できました。また当事務所からの日常生活の情報提供資料も目通しいただき、実態に即し、適正な日付の診断書を取得することができました。

病歴は10年を超えておられた為、通院歴や休職時期など情報に不透明な部分もありましたが、奥様からヒアリングした内容を丁寧に病歴・就労状況等申立書に落とし込み、申請を行いました。

約3か月半後、当事務所にて機構に審査の進捗状況を確認したところ、2級で認定されていることがわかり、奥様にご連絡したところ大変喜んでいただきました。

 

大企業勤務や公務員の方など、世間的には比較的安定していると言われる職業の方々からも多くのご相談があります。

また、今回の請求者様は元来性格は明るく、社交的で、部下や周りへの気遣いもでき、誰とでも楽しく仕事ができる性格の様でしたが、この様な方でも精神疾患になってしまうことは珍しくありません。むしろ周りに気配りができる方ほど、なりやすいような傾向も感じます。

 

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