■大阪市 障害年金 うつ病 「精神科初診の数か月前に内科を受診していたケース」

 

相談者 男性(30代) / 無就業 / 大阪市
傷病名 うつ病
決定した年金種類と等級 障害厚生年金3級
その他 #無就業 #精神科以外の初診

 

症状

倉庫でピッキング作業員として働いていた当初、職場でのストレスや人間関係が原因で食欲減退・不眠・倦怠感の症状があったようです。仕事中は、今まで犯すことのなかったミスをしたり、眩暈がするなど、影響が出始めておりました。

当事務所にご相談頂いた段階でのヒアリングでは通院歴は2箇所だけとのことでしたので、初診の証明書を取得、記載内容に問題ないことを確認し、現症の診断書作成依頼となりました。

出来上がった診断書の内容を確認すると、上記の初診の病院の数か月前に「身体科受診」の記載がありました。

 

申請結果

障害年金受給年額:約58 

社労士の意見・感想 

請求者様もこの身体科(内科)受診していたことはすっかり記憶になく、初診の証明書にも記載はありませんでした。

このようなケースはたまにあります。

請求者様の記憶からも飛んでいる為ヒアリングで聞き取れずに、初診の証明書にも記載がでず、診断書完成時点で出てきてしまいます。

これは当事務所のヒアリングの不備ではなく、かといって請求者様の落ち度というわけでもありません。(記憶から抜けている為、こればっかりはどうしようも無い部分となります。)

幸いなことに、この内科が初診と仮定しても厚生年金期間中であり、保険料納付要件も問題ありませんでした。

審査段階で指摘が入ることを想定し、念のため当該内科で受診状況等証明書を取得。検査等を行った記載はありましたが異常は見当たらず、精神的症状についても記載は有りませんでした。

病歴・就労状況等申立書ではあくまで初診は受診状況等証明書の医院としましたが当該内科についても記載し、請求をかけました。(請求前に、初診が内科になった際には認定日の日付が変わる為、診断書の再取得の可能性があることを請求者様にご了承いただいたうえです。)

審査段階ではやはり機構から当該内科について照会が入りましたが、大勢に影響はなく、無事決定通知が届きました。

審査中はご心配をおかけし、半ばあきらめの気持ちもあったようですが、決定時は大変喜んでおられ、こちらもホッとしました。