■宝塚市 障害年金 高次脳機能障害 「高次脳機能障害で症状が多岐に及んでいたケース」
相談者 | 女性(40代) /無就業 / 宝塚市 |
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傷病名 | 高次脳機能障害(もやもや病) |
決定した年金種類と等級 | 障厚生年金2級 |
その他 | #無就業 |
症状
看護師として働いていた当時の勤務先で勤務中に意識障害で転倒、そのまま職場の病院で緊急手術が行われ、一命は取り留めました。
原因はもやもや病とのことでした。
その後リハビリのために他院入院。この段階で重度の注意障害等の高次脳機能障害があると診断されました。
リハビリ終了後、自宅に戻り通院は継続されたようです。発病後休職していた仕事は退職となり、1年半経過し障害年金の認定日を迎えた為、ご主人よりご連絡いただきご依頼いただきました。
申請結果
障害年金受給年額:約172万円
社労士の意見・感想
高次脳機能障害の場合は、発症の原因にもよりますが、想定される診断書が多岐に渡ります。
精神の診断書が中心となりますが、その他にも、肢体、眼、言語等となります。
むやみに診断書を取得するのも費用が掛かるだけですので、等級を想定して取得することが求められます。
また、高次脳機能障害の障害年金の申請において、精神の診断書を書いていただくのは脳神経外科やリハビリ科の先生であるケースが多くなります。
「診断書をあまり書いたことがない」と言われるケースがしばしばある為、診断書の用紙を渡すだけでは抜けや不備のあるケースが多くなり記載不十分な診断書が出てくるケースが多いです。
今回も当事務所から診断書依頼状を添付しましたが、それでも数か所の日付等の修正が必要でした。
精神の他に眼と肢体にも後遺症があった為、こちらも診断書を作成頂き、請求をかけました。
さらに、診断書が複数になる場合は、病歴・就労状況等申立書も各症状に応じて枚数が必要となりますので注意が必要です。
無事、想定していた通りの厚生年金2級での決定となりました。
今後は軽作業でパートでの就労復帰を目標に、過ごされるとのことです。