大阪で信頼できる心療内科を探しています。どのように探せばよいですか?

質問

今のクリニックに通院し始めて約2年になりますが、症状に改善が見られない為、転院を考えております。大阪で信頼できる心療内科を探していますが、今後継続的に通うことになるので慎重に決めたいです。どのように探せばよいですか?

回答

多くの精神の御症状を持った相談者様とお会いしてきましたが、主治医先生を信頼し、症状が改善するまで転院することなく同じところに継続的に通われている方々はいくつかの共通項目があげられますと思います。

 

決めるポイントとしては、大きく分けると下記の9つに分けられると思います。

9つのポイント

1.病院にするか、町のクリニック(診療所・医院)にするか。

まず、病院とクリニック(診療所・医院)の大きな違いは入院の可否になります。クリニックには入院施設が無い為、「現在すぐに入院を必要とする」又は「今後入院が想定される」場合は、入院施設がある病院を受診されることをお勧め致します。

一方で、通院先としての病院は、主治医が定期的に変わる傾向あり(これは医師が複数在籍しているクリニックにもあてはまりますが)、医師が変わると「前の医師に伝えたことを、また繰り返し話さなければならない」、「これまでの病歴が後任の医師に十分に引き継がれていない」等の不満が生じる場合がある為注意が必要です。また、大学病院の場合には大学院を卒業した直後の若い医師が担当になるケースが有る為、気にされる方は留意が必要です。

2.診療科はどうするか。

こころの不調で医療機関にかかる際、診療科の名称で迷うケースがあります。

「心療内科」とは「心身症を扱う診療科」です。心身症とは、ストレスや精神の不調によって引き起こる身体に関した不調のことです。一般的には体の痛み(頭、腹部、肩、手足など)、胸腹部のもたれ、吐き気、全身倦怠感等があげられます。

 

「精神科」とは「精神疾患を扱う診療科」で、精神疾患とは、不安・抑うつ・不眠・苛立ち・希死念慮・幻覚など、様々な精神の異常のことを指します。「精神科」という表現が、世の中で特別視され、偏見や誤解を招く恐れのある名称であった為、受診する方の抵抗感を軽減するために「心療内科」と称しているクリニックも中にはあるように見受けられます。比較的重度の方は精神科に通院されるケースが多いようです。

 

「メンタルクリニック」は、心療内科・神経科・精神科という心の分野を取り扱っているという総称になります。よって心療科目でなく、心療内科か精神科のいずれかの診療科目を掲げているケースがほとんどです。病院名に「こころの」や「ハート」とつく場合も同義のようです。

「神経科」は精神科を指すケースも有れば(比較的古くから開業しているクリニックに多い印象です)、他の科目を表すケースも有る為、具体的な対象症状の確認が必要です。

 

一般的な内科でも睡眠導入剤や抗うつ剤を処方するケースも有りますが、症状が重くなってくると心療内科や精神科に転院された方が良いかもしれません。また、精神保健福祉手帳や障害年金、自立支援医療を請求する場合は、多くの場合、精神分野が専門ではない内科医の診断書では認定されない為、上記のいずれかの診療科に通院する必要があります。

3.エリアはどこにするか。

精神の御症状は一度だけの受診で改善することが少なく、月単位、場合によっては年単位での継続的な受診が必要になることも多いようです。評判が良いからと、クリニックまで片道2時間かかったり、車でしか行けない場所である為に通院の度に家族の送迎を要するなど、クリニックに行くことがストレスになってしまっては本末転倒ではないでしょうか。自宅または職場、もしくは頻繁に行く場所(実家等)から通える範囲が望ましいと思われます。精神科や心療内科の通院治療では、初期段階での薬の調整時や症状悪化時には、週に1回の通院間隔になることも少なくないようです。あまりに遠いクリニックは不便が生じると思われます。

 

4.診察時間は自身のライフスタイルに合っているか

診療時間も確認が必要です。就労中で仕事が遅くなる方では、夜遅くまで行っているクリニックが合うでしょうし、午前中の活動が難しい方も午後以降の診療時間が充実しているクリニックの方が望ましいのではないでしょうか。

土曜日は比較的診療しているクリニックが多いですが、中には日曜日も診療しているクリニックもあります。

また、予約制が基本的には多いようですが、予約は受けておらず完全先着制のクリニックもある為、予約の有無についても確認が必要です。

 

5.自身の症状を診てもらえるか

自身の病状にあったクリニックであるかの確認も必要です。検討中のクリニックのホームページを見てみると、「うつ病」や「双極性感情障害」、「統合失調症」、「発達障害」等、対応している傷病名や症状が記載されているかと思います。心療内科、精神科であっても医師の専門分野が異なっている場合は、対象にしていない傷病がある為、ご自身の現在の症状を診療対象としているかの確認が必要です。

また、発達障害が疑われる場合は検査可否の確認が必要です。院内で検査が不可の場合でも検査は外部の医療機関で行い、普段の通院は対応可能の場合もあるようです。またADHDの症状の方に処方されるコンサータ等、登録された医師でなければ処方できない薬もあります。

 

6.カウンセリングは必要か?

こころの診療では医師の精神療法が基本になりますが、心理士が時間をかけて聴き取り、アドバイス行うカウンセリングが必要になるケースもあります。しかし今日の日本の医療保険制度では、心理士が行うカウンセリングの保険適応を限ごく一部、限定的にしか認めていません。

その為、クリニックに心理士がいても保険適用とはならず、カウンセリングを自費(患者若しくは医療機関側が100%費用負担)もしくは無料でしか行うことしかできず、たとえ患者本人に必要と医師が認めていても心理士を雇うことが病院経営的には負担となるため、心理士がいないことも多くあります。

精神科や心療内科というと、「カウンセリングをしてくれる」「話をきいてくれる」と思っている方も多いですが、精神科や心療内科の治療は薬物療法が中心になります。医師の精神療法では、日常生活での物事への考え方や悩みへのちょっとしたヒントをくれたり、迷っていることについて背中を押してくれる補助的なイメージでとらえていた方がよいかと思います。

じっくりとした心理治療をうける必要があるなら、臨床心理士によるカウンセリングができるクリニックや提携先があるクリニックが良いかもしれません。

 

7.医師との相性は合いそうか

医師との相性も非常に重要になります。「薬さえもらえればよい」と考える方も中にいらっしゃるかもしれませんが、「話を聞いてくれるか」「正確な診断名と今後の方針を伝えてくれるか」「処方する薬の効果・副作用の説明があるか」等が自分の要望に合致するほうが良いかと思います。

医師の前に座ると緊張して話しにくいという方も多いと思いますが、何となく合わないと感じていると、自分が思ったこと感じていることをなかなか診察で伝えることができず、結果として必要な情報が医師に伝わらず治療方針が全然違うものになってしまうこともあります。場合によっては友人や家族にも言いたくない、恥ずかしいと思ってしまうような内容も伝える必要がありますので、「この医師なら信頼できて何でも話せる」と思えることが大切です。医師についてはホームページに名前や写真が有れば性別や年齢はある程度わかると思います。経歴の大学の卒業年の記載からも、大まかな年齢は判断できそうです。

 

8.受けられる制度やサービスを紹介・サポートしてくれるクリニックか

精神疾患を抱える方が継続的な通院、安心して社会生活を送る為に、障害者手帳や年金、医療費助成、介護福祉サービス、就労移行支援など、様々な制度があります。そういった制度の利用の推奨や支援まで、医療機関がトータル的にサポートしてくれれば大変心強いと思います。理由はあると思いますが、中にはこれらの制度利用に消極的・否定的な考えの医師がいらっしゃるのも事実です。

ホームページに各診断書の費用を掲載しているところはこれらの制度に協力的な印象です。

病院でしたら「医療相談室」がある場合は専属の相談員がおり、二人三脚で制度利用に向けてサポートケースが多いです。

 

 

9.ネット上の口コミの星の数は何個か。

希望するエリア名(例えば大阪市北区で探している場合は、「大阪市北区 心療内科」で検索)で検索をかけると、グーグルでマップ上でのクリニック情報が表示されると思います。また、その他の医療機関ポータルサイトでも口コミを閲覧出来たり、星の数が表示される場合もあります。

これらの口コミや星の数は様々な意見がありますので、全てを鵜吞みには出来ないかもしれませんが、ある程度の目安にはなると思います。

医師の評判が良い医療機関については口コミも好意的なコメントが並んでいます。星の数はおおむね3以上が目安になるでしょうか。

一方で、口コミを参考にするときは、強烈な悪口や同一人物が複数投稿していると思われるものはそこまで考慮しなくても良いかと思います。中には、一度反感を持つと非常に攻撃的になってしまう方もいらっしゃいます。

 

 

以上、大きく9つに分けて信頼でき、継続的に通院できる心療内科の選び方についてご説明させていただきました。心療内科選びの一助になれば幸いです。

(本回答は、2021年12月時点でのものです。)

 

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社会保険労務士 濱路陽平

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