大阪では電気料金の障害者割引はありますか?
「大阪では障害者手帳があれば電気料金は割引になる?」
この記事の監修者
濱路陽平 社会保険労務士
濱路社労士事務所、代表社会保険労務士の濱路陽平です。
大阪市内・阪神間・北摂エリア・京阪沿線沿いを中心に障害年金のご相談・申請代行・審査請求に注力しています。
障害年金制度を世の中に広め、障害によって働けない人達が豊かな生活を維持できるようになること、一人でも多くの必要としている方にこの制度をお届けすることをモットーに、研鑽に努めて参ります。
質問
大阪府に住んでおり、現在障害者手帳を持っています。2022年頃から電気代がかなりあがってきており家計を圧迫しているのですが、電気代の障害者割引というのはあるのでしょうか?
回答
結論から申し上げると、障害者手帳を持っていることによる電気料金の割引というのはありません。これは大阪に限らず全国共通です。
2021年頃から化石燃料の高騰やウクライナ情勢の影響で電気代がかなり上昇しており、各家庭の家計を圧迫している状況かと思います。
まず、現在の日本の電気料金について言及する際に外せないのが「電力小売自由化」です。
2016年(平成28年)4月1日以前は、各家庭や商店が利用する電気は各地域の電力会社(東京電力、関西電力、九州電力等)だけが販売・供給しており、各家庭や商店では電気をどの電力会社から買うかを選ぶことはできませんでした。
それが2016年(平成28年)4月1日の電力自由化開始以降は、電気の小売業への参入が全面自由化され、家庭や商店も含む全ての消費者が、各地域の電力会社(東京電力、関西電力、九州電力等)以外で、契約先や契約料金プランを自由に選択できるようになりました。
これがいわゆる「電力小売自由化」です。
「新電力」と呼ばれる新規参入した小売業者は、ウクライナ危機に伴う燃料価格の高騰や、電力の調達価格上昇による経営環境悪化により破産や休廃止に至ったケースもみられますが、2023年3月時点では全国で723社となっています。(経済産業省 資源エネルギー庁:登録小売電気事業者一覧 参照)
これら事業者から、ご自身の家族構成や在宅状況に適した電力会社とプランを選ぶことで毎月の電気代が安くできるケースがあります。
インターネットで「電気料金 見直し」等のキーワードで検索すると比較・シミュレーションサイトが出てきますので、これらを活用してどこの電力会社ががご自身の家庭に適しているかを比較・検討するのがお勧めです。
意外と「やっぱり各地域の電力会社(東京電力、関西電力、九州電力等)が一番安かった」というケースもあるようです。
障害年金を受給することで毎月の電気料金の負担は軽減されます
また、割引や減免とは趣旨が異なりますが、国から支給される障害年金を受給することで公共料金等を含めた生活費の負担軽減は可能です、こちらも併せてご検討ください。
その他、障害をお持ちで障害手帳を持っていることによる助成やメリットにつきましては、
「大阪市内在住で障害者手帳を持つことによるメリットは何がある?14項目について解説」
を、
障害手帳を持っていることによる交通機関や公共料金等の割引有無については、
「大阪メトロ(地下鉄)は、精神障害者手帳を持っていると割引になりますか?」
「大阪ではガソリンの障害者割引はありますか?」 「大阪では電気料金の障害者割引はありますか?」
もご覧ください。
(本回答は、2023年3月時点でのものです。)
障害年金の申請手続きは慎重にお進めください。
障害年金申請は、形式上は自身でも行うことができます。
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