大阪ではガス料金の障害者割引はありますか?
「障害者手帳を持っていると、ガス代の割引や減免はあるの?」
この記事の監修者
濱路陽平 社会保険労務士
濱路社労士事務所、代表社会保険労務士の濱路陽平です。
大阪市内・阪神間・北摂エリア・京阪沿線沿いを中心に障害年金のご相談・申請代行・審査請求に注力しています。
障害年金制度を世の中に広め、障害によって働けない人達が豊かな生活を維持できるようになること、一人でも多くの必要としている方にこの制度をお届けすることをモットーに、研鑽に努めて参ります。
質問
私は大阪府内在住で、現在障害者手帳を持っています。ここ最近の燃料費高騰で毎月のガス代がかなり上がってきております。障害者手帳を持っているとガス代の割引というのはあるのでしょうか?
回答
結論から申し上げると、障害者手帳を持っていることによるガス料金の割引・減免等はありません。これは都市ガス、プロパンガス、地域に限らず全国共通です。 しかしガスの契約先を検討することによって、ガスの料金が現在よりも下がる場合があります。
ガス料金の話に入る前に前提として、日本国内では自宅でガス給湯器やガスコンロ等のガス器具を利用する際にガス会社と契約する必要がありますが、ガス会社のガスの供給方法として「都市ガス」と「プロパンガス」の2つに大きく分けられます。
都市ガスとプロパンガスの違い
都市ガスとは、水道と同じように地下に埋設された配管から各家庭や工場等に直接供給される方式を指します。地下にガス配管が埋設されていることが都市ガス利用の前提となりますので、主に都市部を対象に供給されています。
一方、プロパンガスは液体にしたガスをボンベに充てんしたものが、プロパンガス業者によって契約者宅まで運ばれて供給されます。
プロパンガスはボンベと簡単な設備で供給が行えるため、都市ガスが通っていない地域で主に供給されています。
一般的に都市ガスよりプロパンガスの方が高い傾向にあります。都市ガスは人口が密集した都市部で利用されるため、多くの利用者でコストを負担することで一人一人の負担が軽減されます。
一方、プロパンガスは人口密度の低い地方にプロパンガス業者が一軒一軒トラック等で配達するので、配送費や人件費等の原価が販売額にのってきます。両者を平均すると、価格はプロパンガスの方が都市ガスより2倍近くにもなるとの結果も出ています。
ガスの契約先の見直しを行いましょう
都市ガスは2017年4月に規制料金が廃止され、都市ガス小売り市場が自由化されてからは都市ガス会社がそれぞれ自由に値段を設定・販売できるようになり、今までよりも安い価格で都市ガスを提供する会社が出てきました。
新規参入が増えることで競争が生まれ、それがガス料金の抑制につながっていると考えられます。
電気料金やインターネット料金、スマホ料金とのセットで販売する会社もありますので、これらをまとめて一つの会社と契約することによってトータルでの毎月の料金が安くなることも考えられます。
インターネットで「ガス料金 見直し」等のキーワードで検索すると比較・シミュレーションサイトが出てきますので、これらを活用してどこが適しているかを比較・検討するのがお勧めです。
又は現在契約しているインターネット会社や携帯会社がガスの販売を行っていないかを確認するという切り口もあるかと思います。
プロパンガスは昔から規制は無く自由料金制で契約先の会社は自由に選ぶことができておりました。しかし今現在契約している会社が最安値とは限りません。
こちらもお住まいの地域のプロパンガス会社の中で比較検討すべきかと思います。「LPガス 見直し」「LPガス 比較」等で検索すると比較サイトや、一般社団法人プロパンガス料金消費者協会のHPでも診断ができるようです。
障害年金を受給することで毎月のガス代の負担は軽減されます
また、割引や減免とは趣旨が異なりますが、国から支給される障害年金を受給することで公共料金等を含めた生活費の負担軽減は可能です。こちらも併せてご検討ください。
その他、障害をお持ちで障害手帳を持っていることによる助成やメリットにつきましては、
「大阪市内在住で障害者手帳を持つことによるメリットは何がある?14項目について解説」
を、
障害手帳を持っていることによる交通機関や公共料金等の割引有無については、
「大阪メトロ(地下鉄)は、精神障害者手帳を持っていると割引になりますか?」
「大阪ではガソリンの障害者割引はありますか?」 「大阪では電気料金の障害者割引はありますか?」
もご覧ください。
(本回答は、2023年4月時点でのものです。)
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